仕事をする直前になって現場監督から労災保険に入るよう指示されることは少なくありませんよね。
ですが、一人親方が加入する労災保険は、会社員とは異なり全額を自分で払わなければなりません。

では、労災保険に加入するための費用にはどんなものがあり、どれくらいかかるのでしょうか?
今回は、一人親方が加入できる労災保険の費用についてまとめました。
労災保険に入る前に、ぜひこの記事を最後までお読みいただき、負担する費用を予想しておきましょう。

一人親方の労災保険に必要な金額ってどれくらいなの?

ざっくりとですが、下記の費用が必要となってきます。

入会初月:数千〜2万円程度
2ヶ月目以降:数千〜1万円程度

一人親方が労災保険に加入する場合は、労災保険を取り扱っている団体に入会しなければなりません。

そのため必要となる費用は大きく「労災保険料」「労災保険取扱団体の入会金」「労災保険取扱団体の会費(または組合費)」の3つです。上記はその合計金額です。

それぞれの費用を詳しく見ていきましょう。

労災保険料

一人親方が加入する労災保険は「労災保険の特別加入」といって、会社員とは別の仕組みを用います。
特別加入の労災保険料自体は国によって下記の計算式で定められており、全国どこでも同一です。

年間保険料=保険料算定基礎額×保険料率

保険料算定基礎額とは、給付基礎日額×365で計算した金額のことです。
保険料率とは、業種ごとに国によって定められている料率を指します。

給付基礎日額

給付基礎日額とは「日当」に該当する金額です。
あなたの収入を日割りして、大まかにいくらになるのか計算しましょう。

国が定めている給付基礎日額は下記の表のとおり3,500円から25,000円までの16段階です。給付基礎日額は任意で選べますが、原則としてこの中から最も近い収入金額を給付基礎日額にします。

給付基礎日額(円)保険料算定基礎額(円)
25,0009,125,000
24,0008,760,000
22,0008030,000
20,0007,300,000
18,0006,570,000
16,0005,840,000
14,0005,110,000
12,0004,380,000
10,0003,650,000
9,0003,285,000
8,0002,920,000
7,0002,555,000
6,0002,190,000
5,0001,825,000
4,0001,460,000
3,5001,277,500

保険料率

保険料率は下記の表のとおりに定められています。
建設業に携わる一人親方の場合は18/1000です。

特別加入の種類料率
自動車を使用して行う旅客若しくは貨物の運送の事業又は原動機付自転車若しくは自転車を使用して行う貨物の運送の事業12/1000
建設の事業18/1000
漁船による水産動植物の採捕の事業45/1000
林業の事業52/1000
医薬品の配置販売の事業7/1000
再生利用の目的となる廃棄物などの収集、運搬、選別、解体などの事業14/1000
船員法第1条に規定する船員が行う事業48/1000
柔道整復師法第2条に規定する柔道整復師が行う事業3/1000
創業支援等措置に基づき高年齢者が行う事業3/1000

入会金

労災保険取扱団体への入会金です。
無料〜1万円程度かかります。
一度支払えば以降かかることはありませんが、脱退して再度加入する場合には再び必要になる団体もあるようです。
入会金は分割払いできないことがほとんどなので、一時負担を増やしたくない一人親方は「入会金無料」の団体を選択しましょう。

会費(または組合費)

労災保険取扱団体に毎月支払う費用です。
月500〜1,000円程度が一般的です。

労災保険に加入している間は継続してかかります。
労災保険取扱団体は会費で成り立っていることが多いので、無料のケースはほとんど見られません。

その他にかかる金額

上記の他にかかる主な費用は以下のとおりです。
すべて無料の団体も増えてきましたが有料の可能性もありますので、不安に感じるなら入会前に問い合わせておきましょう。

更新手数料

労災保険は3月末を年度末としているため、毎年4月までに更新が必要です。無料のケースが多いものの、更新のための手数料が必要な団体も存在します

事故の際の手続き費用

万が一、業務中に事故に遭い労災保険の保険金を申請する場合、申請書類を作成して国に提出しなければなりません。
書類の内容はかなりややこしいので、事故に遭った本人や動揺しているであろうご家族が作成するのは難しいでしょう。
そのため多くの団体で書類の作成代行や申請代行を行なっています。
この書類作成代行を含む手続き費用を有料としている団体は割と多いものです。

脱退手続き費用

労災保険脱退時の手続きにかかる費用です。
ほとんどの団体では無料ですが、地域に根付いた長い歴史のある団体ほど脱退時に手数料が必要になる傾向があります。
入会前に確認して「こんなはずじゃなかった…」を防ぎましょう。

組合証再発行手数料

組合証を紛失した際の再発行手数料です。
よく物をなくすクセのある人は、再発行にかかる費用もぜひ確認しておいてください。

労災保険の支払った金額に対しての補償内容はどんなもの?

搭載保険は国の制度ですので、全国どの団体に加入しても同じ補償が受けられます。

受け取れる金額は「選んだ給付基礎日額によって増減する」ので、労災保険加入時には万が一の補償額も考えたうえで給付基礎日額を選択すべきでしょう。

補償内容は主に以下の5種類です。

療養(補償)等給付

業務中や通勤中の傷病で療養する際に受けられる給付です。
労災保険指定医療機関等での治療費等が自己負担なく受診できるようになります。
お金が振り込まれるわけではありませんのでご注意ください。

休業(補償)等給付

業務災害等による賃金を受けていない期間の賃金を補償してくれます。
下記3つの条件をすべて満たした場合に、通算4日目以降から受け取れます。

①業務または通勤による負傷や疾病で療養している
②労働できない状態
③賃金を受けていない

障害(補償)等給付

業務または通勤による傷病が治ったときに、身体に一定の障害が残った場合、障害等級に応じて「障害(補償)等年金」や「障害特別一時金」などの給付を受けられます。
ただし、国民年金のような年金制度から障害年金も受け取ることになると、併給調整として減額される可能性もあります。

遺族(補償)等給付

業務または通勤が原因で死亡した場合、遺族に対し支給されます。
このうち遺族特別支給金は遺族の数にかかわらず一律300万円ですので、もしもの時には残された家族の当面の支えになるでしょう。

介護(補償)等給付

障害(補償)年金又は傷病(補償)年金受給者のうち第1級の者又は第2級の者で、現に介護を受けているときに受け取れます。

東北エリアの一人親方向け労災保険はどこで入るのがおすすめ?

労災保険はどの団体で加入しても受けられる補償は同じです。
けれども、費用の安さだけで選ぶのはあまりおすすめできません。

団体によっては「受付窓口まで足を運ばなければならない」や「申請書類作成に日数がかかる」といったデメリットがあるためです。

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一人親方
安さだけで決めたら面倒な手続きが必要で、万が一の時に困るわけか。
とにかくすぐに労災保険に入れる団体でないと仕事開始に間に合わない。
それと、もしもの時のために入るんだから、専門家がすぐに対応してくれる団体がいいな。
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加入手続きも申請手続きもすぐに対応できる団体なら、東北労災一人親方部会がおすすめです。

東北労災一人親方部会

東北労災一人親方部会は、忙しい一人親方の味方です。
キャッシュレス対応だから、銀行まで行くことなく労災保険に加入できます。

労災保険番号は最短で当日発行。明日からの現場入りでも余裕ですね。
そして万が一の際には常駐している行政書士などの専門家がすぐに対応します。しかも代行手数料は一切不要。
大変な時期に安心して専門家に一任できる環境が整えられているのです。

現場入りするためには、ほぼ必須で労災保険に加入しなければなりません。
それなら安心して仕事ができるように、万が一に備えたサービスが受けられる団体で労災保険に加入することをおすすめします。